【混合から完母への道のり】④需要と供給が一致しない母乳、退院指導でミルクを足すように指導される
飲んでもらえない母乳。しかし私の体は頑張って母乳を生産していました。
出産2日後。シャワーを浴びてお風呂場から出ると、拭いたはずの体が濡れている。もとい床にぽたぽた水滴が落ちている。母乳でした。シャワーで体が温まったため、勝手に出てきたのです。こんなところで母乳の生産を感じました。ティッシュでは抑えきれず、慌ててサンプルで貰っていた母乳パッドを仕込みました。
出産3日後。退院指導がありました。きちんと授乳ができるか、母乳の分泌がどうかを助産師さんに確認されます。
当時の私は、授乳クッション+フットボール抱き+乳頭保護器(メデラ社のソフトタイプ)での授乳でした。相変わらず抵抗著しい娘と格闘し、四苦八苦しながら乳首を咥えさせる私。ちなみに産院ではほぼ助産師さんのヘルプのもとで飲ませている状態でした。
とりあえずOKが出た授乳でしたが、助産師さんに搾乳機の使用をお勧めされます。分泌量を下げないように搾乳しましょう、と。
産院ではカネソンのものと、ピジョンのものと2タイプを試し、ピジョンの方がいいかな、という結論になりました。 カネソンのも洗いやすそうでよかったんですけれどね。
最近改めて調べたら、電動でも安くて評判がいいのがありました。こっちでもよかったかもしれません。
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一時2436gまで落ちた娘の体重は、退院時は2502g。
4日目は3時間置きの授乳で毎回50ml、5日目から60ml、15日頃からは70〜80mlミルクを足すように指導が入りました。これから毎日、3時間置きの調乳です。毎回70度のお湯を用意することに慄いた私は、退院前夜に電気ポットを購入したいと夫にLINEしまくりました。無事に実家にポットが導入されました。
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(これの白です)
こうして私は、かなりミルクよりの混合育児をスタートさせたのでした。
【混合から完母への道のり】③おっぱいを拒否されるだなんて夢にも思わなかった
しょっぱなから拒否された私の乳。
しかしまぁ、初めてだもんね。初めてのおっぱいだもんね、難しかったよね。うんうん……
そう思いたかったものの、2回目、3回目になっても上手く咥えてもらえない乳。
妊娠中に気にしていたのは、自分の母乳は十分に出るか?ということでした。
私の母は2人の子供を完母で育てました。だから体質的にはきっと出るはず。まぁ足りなかったらミルク足すかなー。そんな位に思っていました。妊娠中の乳首マッサージも、まぁそこそこやっていました。
しかし、問題はそこではなかった。
問題は、そもそも乳首を咥えてもらえるかどうか、だったのです。
赤ちゃんの授乳風景を描いたイラストや写真を見ると、お母さんは穏やかな微笑みを浮かべていて、一生懸命に母乳を飲む赤ちゃん、というテイストのものが多いですよね。「授乳は最高のスキンシップ」「愛おしくて仕方ない安らかな時間」……そんなフレーズが掲げられるほど、授乳はとても幸福というイメージがありました。
(こんな感じ)
えぇ。がらがらと崩れ落ちるイメージ、もとい幻想。私は乳首を上手く咥えさせることができず、おっぱいを拒否されている。想像したこともなかった、おっぱいを飲まない赤ちゃんっているんだ……。
その割にどんどん哺乳瓶でミルクを飲むのがうまくなっていく娘。
私はなんとなく、母として否定されたような、そんな悲しい気持ちにどんどんなっていました。今振り返るとそんなことはないんだけれど。産後しばらくはそんな感じでいました。
【混合から完母への道のり】②出産、娘の誕生、そしておっぱい拒否
というわけで授乳の話。
娘が生まれたのは10月の半ば。
生まれたばかりの我が子を見て私は、「猿?猿じゃないよね?宇宙人?」みたいな感じのことを思い、「この子本当に私が産んだのかな?」というなんとも不思議な気分でいました。その代わりに夫が「すごい、すごい」とひたすら言っていました。
出産予定日よりも1週間以上も早かったこともあり、出生体重は2656gとかなり小柄でした。まぁ母親である私が規格外の小柄体型(身長145cm、痩せ型)なので、無事に生まれるサイズで生まれてきてくれたのかな、とポジティブに考えていました。えぇ、この時は……。
私が出産した産院は母乳育児推進(BFH)ではなかったため(そんな単語も出産後に知りましたが)、産後はスパルタ授乳指導ではなく、かなりゆるーく母体のいたわりが優先でした。入院していた5日間、まじで天国でした。
コットに入ってお部屋にいる娘はふにゃふにゃのほにゃほにゃで、静かに体を動かしたり、手がびくっとなったりしています。天使。
初日と2日目の朝は、助産師さんが哺乳瓶でミルクを飲ませてくれていました。
2日目の朝10時。いよいよ授乳指導が始まりました。まずはミルクの作り方を教わり、その後、直母で授乳→哺乳瓶でミルク、という流れで授乳をすることになりました。
初めての授乳。ドキドキ。飲んでくれるかな?ドキドキ。授乳クッションを装着し、いざ!
と、その時。
「あ゛ーッ!ほんぎゃーーーッ!」
天使、おっぱいを拒否!
「ーーーーーッ!!!????」
正直頭がついていきません。え、?赤ちゃんっておっぱい飲む生き物だよね?乳首に咥えさせようとするも頑なに拒否です。え?吸啜反応的なやつあるよね?なんで目の前にいる娘は仰け反って叫んでおっぱいを拒否しているの?
しばしの格闘の後、結局助産師さんががしっと娘の顔を胸に押し当てて、なんとか授乳。初乳を飲ませられました。
まぁ、初めてだしね。なかなかうまくいかないよね。うん。お互い初心者だもんね。そうよね。なんなら哺乳瓶からもあんまり飲んでないもんね。小さいしね。
……これがおっぱい拒否の始まりでした。
【混合から完母への道のり】①長女と私の闘いの記録を書いてみることにしました
「風通しのいいお家づくり」を標榜し、モノを捨てた話やら身軽に生きたいやら書いているこのブログですが……実は一番アクセスがあるのは、私が妊娠中に難聴にかかったことを書いた記事だったりします。
わかる、わかりますよその気持ち!
妊娠中はとにかく使えない薬も多いし、そんな中不安になるとつい検索魔になっちゃうんですよね。同じ経験をしている人はいないか、いたらどんな風に治療したのか、どんな経過を辿ったのか。私も発症した時にはひたすら「妊婦 難聴」で検索しまくってましたもん。私が書いた記事が最終的に役に立ったかどうかは定かではありませんが(しかも様子見みたいなオチでしたしね)、まぁやっぱり需要はあるんだなと思いました。
というわけで。
需要があるかはわかりませんが、私が当時同じく検索しまくったことの体験談を、書いてみます。
出産後の育児での、【混合から完母への道のり】です。
混合とは、母乳+哺乳瓶でのミルクの両方で育児をすることを言います。母乳オンリーなら完母、ミルクオンリーなら完ミと表現します。
私と娘の授乳は、本当に闘いでした。いや、生後7ヶ月を超えた今もぶっちゃけ闘いです。未だに色々悩んでいます。そんな葛藤、闘いについて、ぽちぽち書いてみようと思います。偶然辿りついて読んでくださった方の参考になれるかな?
当ブログの趣旨とは外れますが、お付き合い下さい。