おうちのモヤモヤ退治

余白がほしい

モヤモヤを退治したくて。家や服のことなどを。

【パーフェクトなスタートをきめた完母で苦しむ】7:体重増加の停滞と、指しゃぶり

開き直りつつ授乳ライフを送っていた私は壁に当たりました。そう、体重増加が停滞したのです。生後2か月半~3か月の出来事です。

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2か月12日で5.0㎏だった体重ですが、16日後の2か月28日で5.2㎏から増えない。1日辺り12.5gの増加しかしていません。毎日体重計乗って、毎日同じ体重を見ています。停滞です。

 

「にい子が満足してるならいいや」とか開き直っている場合じゃありません。体重が増えないのはまずい……まずいぞ……

 

えーでもでも!だって赤ちゃんは満腹中枢うんぬんさておき必要哺乳量を確保したら口を離すんでしょ?必要量確保してるならなんで体重増えないのよ!!?きーっ!

 

ネットで検索すると「育児に慣れてきて授乳を忘れがちになっていませんか?意識的に授乳してみましょう。勧めたら赤ちゃんも拒否することなく飲んでくれますよ♪」みたいな解説が書かれています。

 

いやいやいや、こちとら授乳記録見ながら時計見てますよ!にい子に超お勧めしてますよ!ごり押しセールスマンやってますよ!拒否しますよ拒否!要らないって拒否するんですよ!!!!!!?

 

 

***

 

……とネットの記事に怒りをぶつけても意味がないので、改善策を考えます。うぅ。

 

病気でないと仮定するならば、消費カロリーが多いか、哺乳量が少ないかの2択になります。

 

消費カロリーについては、まだそこまで運動する訳ではないので考えにくいですが……手足のばたばたと泣くこと位でしょうか。強いて言えば寒いとか?服が薄手とか?

 

ひとまず短肌着&ロンパースなのにプラスでコンビ肌着の3枚重ねにしてみます(※1月)。この3枚重ねは教科書通りではあるものの、いち子の時に乳児湿疹が全身に出てしまい、汗疹の疑いもあったので怖くて避けていました。あと夫が薄着派で嫌がった。

 

 

哺乳量については、「だって飲んでくれないんだもん」としか言いようがないのですが……うーん、片方だけで終了じゃなくて両方飲んでもらえるようにセールスするしかないかなぁ。難しいなぁ。。。

 

 

***

 

にい子は自分の手を見つけて以降、ご機嫌な時は結構な確率で手を挙げて眺めています。そして指しゃぶり、拳しゃぶり。激しい。いち子の時と比較して尋常じゃないほどしゃぶっている……個性ですね。

 

しかしあまりにしゃぶり過ぎて、舌のぺろぺろが全然見えなくなり、分からなくなりました。お腹すいたのタイミングが分からない……。

 

そろそろ?と思って授乳体制に入り、「あ、今まだ結構ですよママン」と拒否されたりもしました。「まぁちょっとくらいなら飲んでやってもいいわよ」な感じでやる気なく哺乳されたりもしました。

 

体重増加が振るわないことに加え、この指しゃぶり。私の不安は続きます。

【パーフェクトなスタートをきめた完母で苦しむ】6:満腹中枢の発達は、本当に3か月以降?

振り返って思うのは、にい子は自我が強く、知恵のつくのが早い子なんじゃないか、ということです。嫌なものは嫌。今飲みたくないものは飲みたくない。お腹いっぱいだからもういらない。

 

けれど、お腹いっぱいだから飲みたくないっていうのは、満腹中枢が発達している人の発言です。にい子には満腹中枢が、ある?

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一般的に満腹中枢が発達するのは3か月以降と言われています。調べてもそう出てくるんですけれど、でも明らかに、にい子はお腹がすいていないタイミングでは飲まないし、飲み始めてもお腹いっぱいになったら飲むのをやめてしまいました。(片側5分だけで終了!とかザラでした)

 

母乳育児で有名なブログは多数あり、私は【最強母乳外来】をよく見ていたのですが……もう1つ有名なブログ【ちょっと理系な育児】にこんな記事を発見しました。

 

赤ちゃんは、月齢関係なく、以下の傾向があるようです。

「必要なカロリー(+α)が哺乳できれば、もっと飲めたとしても、それ以上は哺乳しようとしない。」

 

rikei-ikuji.com

うん、やっぱりにい子は満足して飲むのをやめていた、ということでしょう。体重増加が悪くない今、これ以上はにい子に無理を強いる、ということになります。にい子の好きなようにさせよう……。

 

「もっと飲んでほしい、飲んで体重を増やして大きく成長してほしい」という気持ちはあります。「おっぱいいっぱい出てるんだから飲んでよ!」と叫びたくなります。ついでに「このままだと乳腺炎になりそうだしおっぱい張って辛いから飲んでくれ!」という自分勝手?な思いもあります。でもまぁ、諦めというか、開き直りするしかないですね。

 

あとは私の胸のが張ってしまう問題と、にい子の体重増加が問題なければ、ひとまずはいいかなというところです。うむむ。

【パーフェクトなスタートをきめた完母で苦しむ】5:授乳のために色々やった工夫と、その効果

うまくいく時と、いかない時がある。そんな中、色々と調べて工夫をしてみていました。トライ&エラーの日々。悩んでいる方は1つのアイディアとしてご覧ください。

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①授乳環境を整える

授乳時に圧し掛かってきたり音をたてたりするいち子対策。普段はリビングで授乳だけれど、いち子がいる時は別室に移動して授乳。

→効果:途中で離すことが減った。

 

②飲ませるタイミングの確認

泣いてからだともはや見極めが難しいので、平常時に口元をチェック。舌がペロペロし始めたら授乳。

→効果:結構あり。でも泣いてしまったらもうわからない……。

 

③夜間の授乳の順番変更

「おむつ交換→授乳」だったのを「授乳→おむつ交換」に変更。泣く前によりスピーディーに授乳開始できるようにしました。

→効果:そこそこあった気がする。

 

④授乳ポジションの見直し

新生児の頃から身長も伸びているので。授乳クッションの高さ調整(タオルを挟むなど)、載せる身体の位置や角度の調整をしました。

→効果:まぁまぁあり。

 

⑤抱っこ&スクワットしながらの授乳

Twitterで同じく悩んでいる人がやっていたためトライ。ぎゃいぎゃい泣いていると全く飲まないので、抱っこ&スクワットで落ち着かせ、そのまま飲んでもらう作戦です。

→効果:4回に1回程度は効果があり。ただ自分の慣れている抱っこ形式じゃないと難しい(※頭が左はうまくいったけれど、右はさっぱり)。

 

⑥いっそスムーズに飲み始めるまで待つ

もしかしたら授乳させようとする感覚短すぎる?と思ったので感覚を開けてみました。→効果:初っ端から4時間以上開いてしまったため断念。ただその後、2時間程度じゃ飲まないことが判明。2.5~3.5時間開くと確実に飲むもよう。頻回授乳向きじゃないタイプ?

 

⑦お声がけ

哺乳ストライキで精神的にキてる時の対策。「おっぱい飲もうね」「いっぱい飲めたね」「飲んでくれて有難う」「この間ママ怒っちゃってごめんね」等。射乳反射対策で「ここからおっぱいいっぱい出るけど、落ち着いてね」「大丈夫大丈夫」等もかけてました。

→効果:不明。ただ自分もちょっと落ち着く。

 

⑧授乳前の先絞り

射乳反射対策。授乳前にちょっと絞ることによって、緊満と射乳反射を若干おだやかにする。あとカロリーの低い前乳を捨て、カロリーの高い後乳を飲ませる作戦。

→効果:結構感じた。ちなみに搾乳機やコップではなく、要らないタオル(ウエス)に絞っていました。これだと冬でもひんやりしないし、こぼれる心配もないし、洗う必要もないので楽ちん。

 

⑨授乳時に左右交換をしない

一般的に「左右5分ずつ×2クール」的な授乳方法があるけれど、にい子は一回離すともう飲んでくれないタイプになっていたため、開き直って片方だけでokに。後乳も飲めるし。

→効果:無理に飲ませる必要がないので私が精神的に楽に。しかし飲まれなかったおっぱいがかなり張る。かなり張る。差し乳どこに行ったのってくらいに溜まり乳になりました。

 

⑩哺乳瓶ミルクの補足をやめた

両刀づかいは断念し、乳頭混乱の回避に努める作戦。

→効果:実際には不明。

 

⑪搾乳

母乳の味対策。飲まれずに残った古い母乳はまずいらしいので、1日1回搾乳して捨てる。(⑩の通り哺乳瓶をやめたため、搾乳しても使い道がなかったため)お風呂で搾乳し、1日1回リセット。

→効果:⑧同様に緊満が解消されるため、次の授乳時に飲みやすくなったもよう。

 

⑫無理強いしない

最初のアシスト以外は後頭部を押さえつけないように、乳首を口に含んだタイミングで意識的に指の力を抜く。なんなら授乳クッションの上ににい子を置いて、その前に乳首を設置し、飲むそぶりを見せるまで待つ。

→効果:哺乳ストライキには有効? 

 

こんな感じのことをひたすらやってみていました。今回は本当に、何が飲んでくれない原因なのかが分からなかったため。手探りで、かつ色々工夫してみる羽目になりました。実際、哺乳拒否の原因は複合的だったんだと思います。そしてその結果……徐々に飲み始めてくれるようになったにい子。しかし安定せず、まだまだ不安な日々は続きました。

【パーフェクトなスタートをきめた完母で苦しむ】4:助産師訪問で完璧な哺乳を見せつける

授乳拒否が始まって2週間後、生後1ヵ月27日の時に区の助産師訪問がありました。このタイミングに設定していた私、ナイス。

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今回来てくれた助産師のNさん、チャキチャキのすぱっと物事を言う系の方でした。こういうタイプの人好きです。にい子を見た時の第一声が「ぷくぷくで可愛い~♡」でした。これでちょっと安心。

 

最初にい子は寝ていたため、面談からスタート。授乳の悩みを話すと「ママそれは凄く頑張ったね!」と労ってもらえました。うぅっ。その後にい子が起きだし泣き出しましたが、「急いで授乳しなきゃ!」と焦る私とは対照に「ちょっと待ってね~」で面談を続けるNさん。流石や。 

 

面談が終わり、「さぁ授乳!」と思いきや先に発育チェック。にい子に「大丈夫だよ~ママのおっぱい取らないからね~」と声かけしながらチェック。体重4,550g、1ヵ月健診から18日で564g増加なので、日割り31.3g増加になります。おや、まぁまぁいいペースだ。身長、頭囲ともに発育良好。栄養(母乳)が足りてないという訳ではなさそうです。

 

そしてやっとこさ授乳。しかし、まさかの無抵抗で授乳開始。そして恙無く、授乳終了。

 

なぜ!?驚くほど、完璧で100点満点の授乳(なんてあるか不明ですが)を見せつけるにい子。まるで悩みなんてなさそうな授乳でした。おかしい、普段はこうじゃない!普段は違うんです!いつもは最初から体をのけ反らして拒否するんです!射乳反射が起こった時も口を離しちゃうんです!3分位経った時も離しちゃうことが多いんです!片方飲めても、片方で終わっちゃうことが多いんです!解せない!女優か!

 

女の子ベビーにはいるみたいですね、こういう「人前ではしっかりできる」女優。いち子の時も助産師さんの前では比較的授乳がスムーズでしたね……うぅ、チェックしてほしかった真の姿よ。

 

結局、助産師Nさん的には授乳スタイルに問題はないとのこと。「哺乳瓶との乳頭混乱かな~」と。「哺乳ストライキじゃなくてですか?」と聞いてみても、「うーん……そういう感じじゃないかなぁ」と。「1日40mlの補足なら誤差レベルだから、ひとまずミルクやめてみてもいいと思う。保育園も事情を話せばわかってくれると思うよ」とのことでした。

 

産院で「1日1回少量なら乳頭混乱にならないと言われた」ことを話すと、「赤ちゃんによって違う。口に入ったものをなんでも吸うタイプと、慎重になるタイプがいる。この子は舌の動き的に後者かな、ほら舌がハート型になってるでしょ?」と言われました。なんだ難しいな!

 

 

***

 

こうして助産師訪問は終了。悩みが解決したわけではありませんが、こうして授乳に関して相談に乗ってもらえただけでも、本当によかったです。

 

振り返ってみれば、にい子の授乳に関して誰かにちゃんと話を聞いてもらったのはこれが初めてでした。いち子の時は、産院や桶谷式に通っていたから、都度相談できていました。夫も一緒に授乳を見て考えてくれていました。でも今回は、特にどこにも通わず、夫も仕事といち子の世話で忙しく、それどころではないご様子でした。

 

1時間の訪問でしたが、悩みを聞いて、一緒に見て確認し、一緒に考えてもらえる。これだけで授乳に悩むママはとても気が楽になる。だって1人で抱え込んでいる状態とは違うから。1人でずっと悩んで、永遠にスマホで検索して、飲んでくれない娘にイライラしている状態は辛いから。Nさんが私にとって相性がよかったのもあるんだろうけれど、来てもらえてよかったなぁと、切に思った助産師訪問でした。