防災。家に帰れることがまず大切。
今週のお題「わが家の防災対策」です。
東日本大震災の時に自分の身に起こったのは、出先から帰れない、ということでした。
当時就活生だった私は、千葉県の実家から埼玉県大宮市で開催されていた採用試験に出向いていました。試験中に地震発生。終わって駅に向かうも、電車は全て運休中。大震災になっていることは露知らず、ドトールに入ってサンドイッチとカフェオレを飲みながら待つ私。そして19時に終日運休のお知らせが入り、焦る。
ホテルを探すも学生の身分で泊まれる価格帯は全て満室、漫画喫茶やカプセルホテルも満室。どんどん減りゆく携帯の電池。コンビニからは食べ物が消え、飲食店はガス・水道の都合で閉店。駅の改札前に溢れた人々は3月の夜の寒さに震えていました。泊めてもらえたホテルの宴会場では、いびきがうるさいと喧嘩を始める男性がいたり……。まぁ実家に帰ったら部屋が凄いことになっていましたが、それよりも家に帰れなくなったというのが私の東日本大震災の思い出です。
防災について考えると、まず浮かぶのは緊急持出袋です。なんとなく用意しなくちゃなー、と。でも緊急持出袋を使うのは、①自分が家に辿り着いていて、②家が危ないから避難所に逃げる、というシチュエーションの場合です。
自分の場合は、まず家に辿り着ければ、避難所に行くよりは、家にいる確率の方が高い気がします。防災って地震だけでなく台風とかもあり得ますしね。ライフライン(水光熱・物流)が止まった場合にも復旧するまで持ちこたえる備蓄があればとりあえず大丈夫な気がする。これ以上はもう確率問題ですけどね。家に住めなくなるほどの大災害に当った場合は、もうそれどころじゃない気もするし……。
というわけで我が家の防災は、第1次持出の緊急持出袋の準備よりも、第0次持出「防災ポーチ」の携帯と、第2次持出の備蓄を真面目に考えることが優先順位が高いです。ここのプランがしっかりしたら、緊急持出袋の準備をしようと計画中。