おうちのモヤモヤ退治

余白がほしい

モヤモヤを退治したくて。家や服のことなどを。

『小さな家の暮らし』を読んで、暮らしのサイズダウンについて考える

整理整頓や収納・ライフスタイルの本はかなりの冊数読む方です。趣味ですね。ただ読めば読むほど、どこか既視感があるというか、淡白な気持ちになっていく自分がいます。

 

そんな中で2回・3回と繰り返し読んでしまう本に出逢うことがあります。これだから読書はやめられない。

 

柳本あかね著、『小さな家の暮らし』を読みました。

神楽坂でカフェ&バーを営業されている方の本で、6回の引越しの後に2人で30平米のマンションに住んでらっしゃいます。その中での生活を綴った本です。

 

以前私は2人で40平米未満のマンション暮らしで割と余裕だったので、まぁ30平米もいけるかなとは思います。ただ柳本さんは、その「小さな家」に住む中での優先順位が他の人と違っていて面白い。

 

「小さな家」「狭い家」といった本を読むと、まず大きな家具は持たないというのがセオリーな気がします。単純に場所とりますからね。

 

ただ柳本さんの家には大きなベッドがあり、大きなちゃぶ台があります。これは結構びっくり。大きな家具の優先順位が高いんですね。

また季節の飾りものもしっかりあったり、単純にすべてを持たないわけではないことが分かります。

 

その分、他のものは「持たない」のではなく「サイズダウン」をする。調味料はコンビニの使い切りサイズ。化粧品スキンケア用品もトラベルサイズ。やや割高にはなるものの、サイズダウンをすることで場所もとらず、フレッシュなうちに使い切ることができるというメリットをとっています。回転するって素晴らしい。

 

その他も、例えばキッチンツールやラップ等も小さいものをセレクトしていたり……自分の中での優先順位がしっかりしていると、スペースの割き方・持ち方にもめりはりがつけられるということですね。

 

 

ストックがないとなると、防災面ではちょっと怖いですが(笑)。「モノを持たない」だけではなく、優先順位が低いものは「サイズダウンする」という視点を持って、これからの所有について考えていこうと思います。