おうちのモヤモヤ退治

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『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』を読むと、その時その時で違う気づきがある

実家から1冊本を持って帰ってきました。横田真由子さんの『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』です。

本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる (ミニマムリッチシリーズ)

この横田さんは元旧GUCCI JAPANの売れっ子販売員で、今はその経験を活かしてキャリアカウンセラーをしている方です。

 

販売員時代に出逢ったお客さん達から学んだ、上質なものを少なく持つ「ミニマムリッチ」という考え方を提唱しています。

 

また身軽に生きることを、本のタイトルにもなっている小さなバッグに例えています。過度な不安や心配が詰まった大きな重いバッグを手放し、小さなバッグで颯爽と出掛けようと。

 

この本は読むたびに、その時の自分の関心によって感じることが変わります。

 

最初に読んだのは、私が社会人になってちょっと小金を持ち始めた頃でした。ちょっと良いものに興味を持った頃です。この本には旧GUCCI JAPANで働いていた時のエピソードがよく出るので、ハイブランドの名前がちょいちょい挙がります。GUCCICHANEL、バンブーバッグ、ケリーバッグ、家具のカッシーナ……どれもかなり高級ですよね。

 

当時の私はミニマムリッチという言葉から、私は単純に高級ブランドのものや、高額なものをリッチとして捉えていた気がします。やっぱり社会人にもなったし良いもの持たなきゃな、みたいな。おかげでバッグとかちょっと奮発していました笑。代わりに安っちいものとか処分してみたりもしました。でもこの時は、「少なく持つ」「ミニマム」よりも、「リッチ」に注目していた気がします。

 

今読むと、私の捉え方は違います。「リッチ」にも興味があるけれど、もう「ちょっと身の丈でいいや」とか、「金額だけじゃなく良いなと思えるものがいい」と、ちょっと感覚的な背伸びをやめました。逆に「ミニマム」の方に関心がある方なので、リッチはさておきミニマムに行こう!と思えます。

 

きっと何年かしたら、また捉え方が変わるでしょう。「ミニマム」と「リッチ」を行き来して、いつか自分にちょうど良い「ミニマムリッチ」を叶えられる日が来るかもしれません。勿論来ないかもしれません。でも自分の持ち物に真っ直ぐ向き合えるようになっていきたいと思います。