おうちのモヤモヤ退治

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カタログギフトとプレゼントについて、最近感じたこと

誰もが一度は貰ったことがあるであろうカタログギフト。複数人に送る贈り物の場合は定番なのではないでしょうか?それぞれの相手に合わせて選ぶ必要がなく、貰い手が自分が欲しいものを選べばいいシステムです。最初にそのシステムを知った時は、一種の感動すら覚えた気すらします。日本ではここ30年間くらいなのかな?

 

カタログギフトとは、贈り物において、受け取った側がカタログの中の任意の物品を選べるシステムの形態である。1987年シャディが最初に取り扱い始めたとされる[要出典]

カタログギフト - Wikipedia

 

私も結婚式の引き出物はカタログギフトにしました。参列者の方々に、当日重い荷物を持ち帰らせるのも申し訳ないし、やはり数が多かったので一括で。

 

自分が持ちモノを減らしていくと、要らないモノはまず家に入れないようにしたい!という願望が強まります。そういう意味でもカタログギフトはベストなんだと思っていました。ミニマリストの夫もカタログギフトは大好きだと言っています。

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そんな私の考えをちょこっと変える出来事がありました。出産祝いとその内祝い(お返し)です。

 

「内祝いは半返しが基本」とどの情報にも書いてあったため、私は貰った出産祝いについて、値段を片っ端から調べていました(結構すごい行為ですよね笑)。そして都度、内祝い特集のカタログをめくりまくり、予算に見合ったお返しを決めていきます。貰ったものの金額もかなりばらばらなので、一括で品物を決められず、個別に選ぶことになりました。

 

個別に選ぶのは正直大変でした。

「会社の部署へのお返しは、個数が足りるようなお菓子がいいかな」「この先輩はあまり甘過ぎない食べ物」「ダイエットしている人だからお菓子はダメ……というか実家暮らしだから食べ物はダメ……ヘアケア商品がいいかな」「大学教授だから、名前が通った会社の食品がいいかな」「デザイナー職だからパッケージデザインがいいものにしよう」「新婚家庭だから出汁とかいいかな」「男の一人暮らしだから簡単に食べられる食品がいいかな」「忙しい共働き家庭でお酒好きだから、ちょっとお腹にたまるつまみにしよう」「料理好きだから調味料がいいかな」「あまりタオルとかあれだけど、よさこいやってる人だから肌触りいいタオルは喜ぶかもしれない」……etc.

 

普段あまりモノをプレゼントしない私。頭をフル回転させ、自分の中でのベストな品物を必死に考えました。結構時間かかりました。

 

と同時に、当たり前のことに気づきました。人にプレゼントを贈る行為、選ぶ行為ってなんて尊いんだろう、と。

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その人の趣味や好み、生活環境なんかにも思いを寄せて。「あれ、私意外にこの人のこと知らなかった?」なんてちょっぴり反省もしつつ、その人にとっての貰って嬉しいを考える。

 

貰った人からのお礼の連絡で、またその人の好みを知る。ちょうどいいもの?を贈れた時には特に会話が弾む。オーダーメイドの感覚。このやり取りが、私にとってとても嬉しかったんですよね。

 

 

カタログギフトはとても便利です。間違うリスクも少ないし。ただカタログギフトって貰い慣れると、ちょっと不謹慎な言い方だけれど、本当に貰い慣れてしまう。選ぶ手間も、発注の手間もかかる。実家なんかはよく未発注のカタログギフトがあって、「好きなの選んでいいわよ」くらいになっています。多分面倒になってきているんだと思われます。届いた時の開封のわくわくも減る。

 

個別に選ぶのとカタログギフト。それぞれにそれぞれの良さがある。そんなことを感じたりした内祝いでした。