「クローゼットのハンガーの数を決めると服を増やさずにいられる」が机上の空論に思えていた頃の話
整理収納の話でよく言われているフレーズがあります。「ハンガー数をあらかじめ決めると、洋服をそれ以上増やさないようにできる」というものです。
私がこのフレーズを初めて耳にしたのは、今から20年くらい前、多分学生の頃でした。
言ったのは母親です。服をなかなか片付けられない私に、「ハンガーの数を決めて、そのハンガーにかかるだけの服しか持たないようにすればいいのよ」って言いました。
言っていることは当時の私にも理解できました。そりゃそうだ。10本しかハンガーがないのに11枚の服はかけられませんものね。
そりゃそうだ、けどさ!
言っていることは理解できるものの、ただの机上の空論にしか思えなかった記憶があります。その後もずーっと頭の中にあったフレーズでしたが、実行できませんでした。
そしてやっと、やっと実行できました。
(アウターとドレスだけかけています)
今まで実行できなかった理由を考えてみました。
- ①そもそも服が多すぎて、ハンガーにかけられるだけに絞れない
- ②針金ハンガーだったので、いくらでも増やせてしまった
- ③特別なハンガーを買ってまでかけようと思う服がなかった(のかもしれない)
- ④そんなこと言ってもお母さんそんな風に管理できてないじゃんか
①そもそも服が多すぎて、ハンガーにかけられるだけに絞れない
服の量>>>>>>>>>>ハンガーの数、という状態でした。まずは服の数を減らさないと、ハンガーの数が決まりません。
ちなみに「クローゼットのバーの長さ➗3cm=ハンガーの適正本数」という考え方もあるみたいですが……それで考えると、当時の置きクローゼットにはかけられる枚数が少なすぎて。何もかけられないじゃないか!と思っていた気がします。
②針金ハンガーだったので、いくらでも増やせてしまった
今までは針金ハンガーを使っていました。洗濯物を干す時のハンガーと一緒。となると、家の中にあるハンガーの数>>>>>クローゼットにかけるハンガーの数、という状態なので、ハンガーの数が変動し放題でした。
今回IKEAで買ったのは8本入りのハンガーセットです。家の中にあるIKEAのハンガーは8本だけです。これ以上増やせません。
③特別なハンガーを買ってまでかけようと思う服がなかった(のかもしれない)
あくまで当時を振り返って、ですけれどもね。
④そんなこと言ってもお母さんそんな風に管理できてないじゃんか
ただの反抗心です(笑)
色々書きましたが、結局は服の数が多すぎるとダメって話ですね。ようやくハンガーを買ってもいいかな、と思える位になってきました。ここに至るまで、長かったなぁ。
とは言え、写真に写っている服も、ちょっと手放そうかなと思っている服もあったりします。ちょっとずつではありますが、回転率のいい、自分の1軍だけのクローゼットになるように見直ししていこうと思います。