【混合から完母への道のり】16:慣らし保育中に解消されなかった哺乳瓶拒否
春が来て4月、娘は遂に保育園入園となりました。洋服買いそろえるのにすったもんだして大変だった思い出です。
慣らし保育、というシステムがあります。
初めて家から出る赤ちゃんのために、保育園に徐々に慣れさせようというものです。時期は1週間〜最長1ヶ月程度で、母親の復職タイミングや慣れ具合によって決まります。初日は保育園で家にいる時と同じように過ごす。2日目はおむつ替えなんかを保育士さんにしてもらう。3日目はミルクや離乳食を保育士さんにしてもらう。慣れたら母親は一旦外に出て、指定時間に保育園に戻る。といった感じの流れでした。
私の場合は5月1日付で復職(出勤はGW明け)予定だったので、慣らし保育は焦らずのつもりでいました。と同時に、慣らし保育中は1人の時間をエンジョイするつもりでした。出産後やっと来るまとまった1人の時間ですからね。美味しいもの食べに行って、会社で着る洋服やコスメの準備して、せっかくだからお出かけしちゃおうかなー!と、るんるんに浮かれていました。
さて慣らし保育初日。
まだ場所見知りもないため、楽しそうに動き、おもちゃをあむあむ舐め続けている娘。お、意外と平気そう。離乳食はまぁまぁでした。哺乳瓶は拒否、普通に授乳しました。
2日目。離乳食はまぁまぁ。哺乳瓶は拒否、諦めて授乳しました。
3日目。離乳食はまぁまぁ。哺乳瓶は拒否、諦めて授乳しました……あれ?
4日目。9時に保育園に預けたら母親は一旦保育園を離れます。10時半に離乳食開始予定なので戻りましたが、やっぱり哺乳瓶は拒否、諦めて授乳。
翌週からは、離乳食が終わった頃にお迎えになりましたが、離乳食はあまり食べない、哺乳瓶は拒否。超ベテランの先生を独り占め状態になり、抱っこでも飲まない、ラックでも飲まない。食べながらぐずり始めて哺乳瓶どころではない。家で試行錯誤の末に「離乳食前にお昼寝をし、機嫌がいい状態で離乳食を食べ、ミルクはちょっと熱めの温度で、寝転がった姿勢でなら飲む」を生み出しました。哺乳瓶担当の夫のMPはかなり削られていました。でも多少なら飲むけれど、ほとんど飲まない……。
慣らし保育中に食べない・飲まないだとどうなるのか。答えは簡単です、お迎えコールです。飲まず食わずでいさせるわけにいきませんからね……。はい、毎日のようにお迎えコールを受けました。電車に乗ってお出かけ、人気のお店でのランチ、そんなものは夢のまた夢でした。いつ呼び出されるか分からないし、呼び出される=娘がお腹すかせてる状況なので、呼ばれたらすぐに迎えにいく必要がありました。
そのうち慣らし保育時間も伸び、「10時半の離乳食の後、上手くいけば4時ごろにお迎えプラン」になりました。るんるんと近所(徒歩圏)のお店にランチに行き、「今は12時半。ダメでもお迎えコールは2時頃だろうから、1時半までに食べ終わってればOK。余裕や!」と目論見をつけてランチセットを注文。そして注文して5分後、まさかのお迎えコール……。提供されてからハンバーグを胃に掻き込み、走って迎えに行ったこともありました。全然優雅なランチができない。
結論:哺乳瓶拒否だと、慣らし保育期間はゆっくりできない。
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さてそんな保育園話はさておき。
慣らし保育中の私の母乳がどう変わったかの話です。普段2時間くらいで授乳していた私の胸は、ぱんぱんになりました。岩でした。
登園前の朝8時頃に授乳をし、朝飲んでくれない時はこの時点で岩な胸を搾乳し、3時間後の11時〜12時半頃に搾乳、14時〜16時のお迎え時に授乳。家に帰ってきたらいつも通りに頻回授乳。こんなスケジュールだった気がします。当時はまだ朝8時にうまく飲んでもらえるようにタイミングが図れず、例えば朝6時半頃に授乳してしまったらもうアウト、みたいな感じでした。という訳でお迎えまでの間、家で2回くらい搾乳をしていました。
1回の搾乳量は、160mlのフリージングバッグ1袋〜それ以上だった気がします。220mlとかだったかな? 搾乳自体が生後3ヶ月頃ぶりだったので、こんなに出るようになったんだな私の乳、と感動したのを覚えています。
ただしばらくは2回位搾乳をしていたものの、会社復帰後、会社で2回搾乳は現実的じゃない気がしていたので、慣らし保育後半は1回の搾乳に回数を減らしました。この段階ですでに搾乳量は減っていきました。差し乳になってきたのか、体がいらないと判断して生産しなくなっていたのかは分かりません。
ちなみに搾乳した母乳は冷凍して保育園に持って行き、哺乳瓶で飲ませてもらっていました。はい、悲しいかな大半が廃棄されていたと思います。そりゃ哺乳瓶拒否してたら解凍したって飲まずにダメになるもんね……。
哺乳瓶の拒否は慣らし保育中続きました。正直、復帰できるのこれ?と思いました。勤務地と保育園は電車+徒歩で45分程度かかります。気軽に授乳には来れません。うーん。
しかし保育士の先生方に「なんとかするので大丈夫です!プロですから!」と力強く言われ、励まされました。そして私は復職を果たすのでした。