賞味期限が切れた食品は、食べられる話
前回の記事で、備蓄食品の賞味期限はアプリで管理している話を書きました。ところで賞味期限が切れた食品ってどうしますか?私は余裕で食べます。
さてこの賞味期限。各メーカーは「理化学検査」「微生物検査」といった数値検査と、「官能評価」という実際に食べた感じでの評価を基に設定するようなのですが……ここに更に0.8未満の「安全係数」をかけているそうです。リスク回避ですね。つまり商品に表示されている賞味期限は、実際の評価よりも早い日付で書いてある、ということになります。
また例えば、缶詰の場合は、中の食材というよりも缶そのものの素材の評価だったり、水の場合は(蒸発するため)内容量を担保できる期限で書かれていることも多いんだとか。それを聞くと、なおさら賞味期限にこだわるのってバカバカしいよなぁと思ったりします。
最近はコロナの影響で外出制限をされた人々のために、WRAPというイギリス政府立ち上げの非営利組織が賞味期限切れ食品についての目安を発表した、とYahoo!ニュースで目にしました。
記事から抜粋すると……
- 新鮮でカットしていない果物や野菜:日付表示は法律で義務付けられていない。ほとんどの野菜は5度以下の冷蔵庫でパッケージに入れて保存すれば長く保存できる
- パン・ベーカリー製品:賞味期限過ぎても2日間ぐらい、ベーカリー製品は賞味期限過ぎてから1週間ぐらい。長期保存できるパッケージの場合は1ヶ月もしくはそれ以上の場合もある
- ポテトチップス:賞味期限過ぎてから1ヶ月
- ビスケット・シリアル:賞味期限過ぎてから6ヶ月
- 缶詰・菓子・飲料(缶・プラスチック・ガラス瓶入り)・パスタソース:賞味期限過ぎてから1年
- (乾燥)パスタ:賞味期限過ぎてから3年
- ジャム:賞味期限過ぎてから3年~5年
- 冷凍食品:賞味期限過ぎてから数ヶ月
あくまで未開封で保存状態がいい(高温や直射日光はNG)という前提ですが、これだけ大丈夫なんだそうです。いける!いけるぞ!
個人的にはウェットな食材ならともかく、ドライな食材なら全然問題ないんじゃないかなーという認識で生きています。夫は「食べ物は賞味期限内に食べるものでしょ」な考え方なのであまり表立ってはできない部分もありますけれど。本人が気持ちよく食べられるかどうかって問題ですからね。
万一に備えるのはいいことだけれど、食材ロスの増加に貢献することだけは控えたいと思います。