妊婦が難聴にかかった話2
第一子の妊娠中に難聴にかかった私ですが、第二子の妊娠中にもまた難聴にかかりました。繰り返す難聴よ。体験記として書いておこうと思います。
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今回の発症は妊娠8ヶ月の頃でした。
左耳がゴーっとします。耳閉感です。なんなら右耳もおかしい。経験則的には軽~中程度ですが、自分が妊娠後期&上の子が若干イヤイヤしてることを加味すると結構つらい。ということで耳鼻科にかかりました。ちなみに第一子妊娠時にかかった病院とは別の病院です(引越したため)。
聴力検査の後に言われたのは軽度の難聴。想定外に右耳の方が悪かったです(※過去の難聴ではいつも左の方が悪かった)。
妊娠中は聴覚レベルも変動することもあり、お薬処方はなしで経過観察と言われました。妊娠中でステロイドが使えないこともあり、また妊娠中でなくても投薬はしなくてもいいレベル、という診断でした。まぁ前回もそうだったしね。先生からは「難しいとは思うけれどゆっくり休んでね」とのコメントでした。
その後、実家に1人戻り、殊の外ゆっくりできたため、難聴は改善しました。
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と油断したら、再発しました。妊娠10ヵ月、予定日2週間前の話です。
今度は明らかに右耳が悪い。ピヨピヨした耳鳴りに加え、音程も低く聞こえる。左耳もゴーっとしている。人の話も聞き取りづらい。結構悪い。
あーまた病院行かなくちゃなー。でもまた経過観察って言われて「1週間後にまた来てね」って言われても、もしかしたら出産してて行けないかもしれないしなー。と思って行くのを渋ってしまいました。
そして予定日より早く出産しました。
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「出産したら難聴は治るかも」とは言われていました。耳管開放症の場合も出産したら治る場合が多いみたいですし。
しかし治らない。産院入院中も治らず、赤子の声もなんかおかしい……。
という訳で退院してから、実家近くの耳鼻科にかかりました。聴覚検査後の結果は、中程度の難聴でした。悪化しておる。右耳の低音は50~60dbと、ガクンと下がっていました。
通常ならばステロイド&ビタミン剤処方、それでダメならイソバイド処方になるコースです。ただ授乳中でステロイドは処方できない。とりあえずビタミン剤(メチコバール)処方となりました。
1週間後、なんとか回復しました。新生児育児しながらでも治りました。よかった、イソバイド飲まなくて済む!
※実家で甘えまくっての新生児育児ですが、夜間授乳したり、生活リズムはガタガタです。2人目なので、1人目の時よりはストレスないのもあるかも。
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完治、とは言えません。低音障害型感音難聴は蝸牛型メニエール症とも呼ばれ、突発性難聴とは違い繰り返すのが特徴です。現に私も、もうかれこれ6・7回発症しています。
いいのか悪いのかはさておき、経験から言えることは2つ。1つ目は「耳に違和感があったらすぐに病院に行く」。2つ目は「悲観的にならず、気楽にいた方が治る」。
意外とこの2つ目が大切です。低音障害型感音難聴(&突発性難聴)は発症原因が不明ですが、ストレスが大きく関わっているとみられています。できるだけストレスを軽減することが大切。周りに甘えて、頼ることが、本当に大切です。
妊娠中や産後は、使えない薬もあり不安です。でも、ステロイドが使えないから治らない、という訳ではありません。無責任な発言になるかもしれませんが、あまり悲観的にならずにいきましょう。