カフェでの風景にて感じたこと。
そろそろ終わろうとしている育休。最後の最後で緊急事態宣言ですね。ぶらりお買い物も、庭園散歩もできなくなっちゃった。
珍しく、日常的なことをブログに書きます。
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先日、平日の昼下がりの話。ベーカリー&カフェの2階、イートインスペースのカウンターで、私はパンとジュースを飲んでいました。ここでコーヒーでも飲めたら恰好いいんですけどね、未だにブラックは飲めません。
そのカウンターは3席あって。一番左に私。一番右にはパーカーと眼鏡のグリーンがエッジを効かせているお洒落なお兄ちゃんが座っていました。20代前半位かな?
お兄ちゃんはヘッドホンだかエノキ的なイヤホンをしていて、多分Macと思しきノーパソの右上の方のキーを凄まじい速さで叩きながら、スマホとノーパソの画面を行ったり来たりしていました。手前にはノートが広げられていたし、外付けのディスク接続もしていたから……大学とかの課題なんだか動画編集やライター等のクリエイティブ系なんだかは不明。
ただ、めっちゃ今っぽい。もう感想がそれに尽きる位に今っぽいお兄ちゃんでした。
私は昼食のパンを食べ終えて、氷抜きのグレープフルーツジュースを時折飲みながら読書していました。
さて、しばらくして真ん中の席に1人の男性が座りました。無地グレーのスーツ姿で、ナイロン製のビジネスバッグを持っています。40代後半か50代位。アスパラとベーコンとチーズが乗ったお惣菜パン1つと、アイスコーヒー。座って、すぐに食べる訳でもなく、休憩している。お昼休み時間は過ぎていたので、営業外回り中なのかな。
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なんだか唐突に思ったのです。なんか私含めたこの3人って、凄く今の日本だな!
お兄ちゃんは、Z世代。デジタルを多様に扱い、場所も服装も関係なく自分のペースで生きる人類。
私は30代前半で、新卒で手堅い会社に入ってそのまま生きてるけれど、なんだか空気がどんどん変わっているのを感じていて、動かないとなぁと、変わりたいとどこか感じている世代。
スーツの男性は、”正しい”レールに乗って生きてきた、昭和と平成を支えてきた世代。
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スーツの男性をバカにしているわけではありません。ただあまりに、こう、自分も含めて3人が象徴的に思えてしまったのです。道端でも上司と部下の2人の男性が歩いていると、なんとなくバッグの形で年齢が分かるような気がするのと同じように。
私はどっちよりだろう、強いて言えばスーツの男性に近いのかもしれない。大卒で、新卒で入社して、10年間異動なしに同じ部署で働いている(2年間位育休でいないけど)。Z世代のお兄ちゃんみたいな生き方はきっとできないだろう。
きっとできないだろう……?
え、きっとできないだろうって、自分で決めつけるの?私は何をしたいの?何をして、どんな風に生きたいの?それを碌に考えずに行動せずに、できないって諦めるの?
ということをなんとなく考えてしまった昼下がりなのでありました。育休中はコロナを理由にして引きこもってましたからね。たまにはお外で人間観察するのも大切だな~と思いました。