おうちのモヤモヤ退治

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産後うつに片足を突っ込んだ話①

産後うつに片足を突っ込みまして。現在治療中でございます。第二子産後5か月半での出来事です。

 

産後うつになった」ではなく「産後うつに片足を突っ込んだ」という表現なのは、心療内科での診断が「うつ状態」ではなく「抑うつ状態」だからです(色んな人格テストの結果)。素人的にネットで調べた感じだと、うつ状態抑うつ状態は、当てはまる状態(症状?)の項目数で違いがあるようで、私はギリ抑うつ状態の方でした。まぁ軽度のうつ状態だと思って下さい。軽度でもかなりしんどかったんですけどね。

 

そもそも産後うつとは産後2週間以内のうつ状態が「マタニティブルー」と言われるのに対し、それ以降(も)うつ状態が続く場合は「産後うつ」と称されます。「産後」とつきますが、状態的には「うつ」です。

 

産後うつには、誰だってなる可能性があります。そう、誰だってありえる。

 

一般的には「初マタ」「実家の助けが得られない」「ワンオペ育児」「母乳育児がうまくいかない」「予期せぬ妊娠だった」「妊娠・出産時にトラブルがあった」「妊娠前にうつ経験があったり心療内科で投薬治療をしている」等に当てはまる人は産後うつになりやすい、とされています。

 

でもほら。産後ってみんなホルモンバランス総崩れだし、身体もガタきてるし。育児で生活サイクルも狂ってる。

 

今なんて特にコロナじゃないですか。誰だってなりえますよ。

 

 

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今回、自分が産後うつに片足を突っ込むに至る過程と、その治療について書いてみます。「自分は病院に行くほどじゃない」「みんな辛いんだし」とか思っているママさんいらしたら、何かの力になれると嬉しいです。

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1.第一子の産後を振り返ると……

いちこを出産し、里帰りしていた時。当時はそれこそ「初マタ」で「母乳育児がうまくいっていない」状態だった私は、マタニティーブルーの期間を超えてもイライラし、泣いていました。実両親が日中仕事に行き、いちこと2人きりになるのが怖く、仕事から帰ってきた実母の顔を見て泣いたりもしました。

 

新生児のいちこを見ても「可愛い」という感情は一切生まれませんでした。生後1ヵ月辺りに「あれ、私この子可愛いって言ったことないぞ」と気づき、意識的に「可愛い、いちこ可愛いね」と言葉に出して自分自身を洗脳していました。こう振り返ると、当時の私も産後うつに片足を突っ込んでいたように思います。

 

2.第二子出産5か月後の体調不良

にいこが5か月になった3月にはちょいちょいと体調不良でした。にいこ妊娠後3回目の低音型感音難聴を再発。また、吐き気&頭痛を催すレベルでの肩こりに毎日苛まれました。

 

保育園のお迎えの時、にいこを抱っこして片道20分かけて保育園に行き、いちこをベビーカーに乗せ、指定の寄り道に付き合うために帰りにかかる時間は1時間以上。ずーっとにいこは抱っこ紐です。プラスでお散歩や用事でお出かけでもしようものならもう、ね。平日毎日抱っこ抱っこだったため、完全に身体がやられていました。保育園以外に外出する気が全くわきませんでした。A型ベビーカーがあればよかったと悔やまれました。

 

また頭を押さえつけられるような頭痛もありました。緊張性頭痛ですね。ストレスが原因とされています。

 

3.にいこの声が異様に大きい

赤ちゃんによって声の大きさには差があります。静かな子、元気な子、声のデカい子……。にいこは最初こそ抱っこしてればご機嫌な子レベルでしたが、だんだんと奇声に近い声を発するようになりました。発情期の猫の喧嘩、という表現が適格でした。

 

寝返りを覚えてからは、もうほぼ1日中叫んでいました。そう、泣いていたというより叫んでいました。比較的音に敏感な私には、これが結構なストレスでした。

 

4.いちこのイヤイヤ期&赤ちゃん返りが激化

2歳半近くになったパパっ子いちこ。もう「嫌」「ノン」「しない」「食べない」「パパがいい」「ママいやだ」のオンパレード。絵に描いたようなTHE★イヤイヤ期に、赤ちゃん返りが追加されました。食べ物の好き嫌いが多いのに加えてごはんで遊ぶようになっていき、オムツを替えるのを嫌がり、服を着せるのも一苦労……みんなこんなものなんだろうか……。

 

5.コロナで人に会いづらい

緊急事態宣言が再発されたこともあり、近所のママ友にも会いづらい状況になりました。年明けから参加しようと思っていた週一の児童館の赤ちゃんクラブにも、新規参加を躊躇い遠慮してしまいました。区の赤ちゃん向けイベントも、あまりの人数制限に気が引け、離乳食講座等も「第一子を優先」という文言に「じゃあいいかな」となっていました。肩こりひどかったし……。

 

実家への規制も、ちょっと憚られた面がありました。東京と千葉だし、どうせ実家住まいの姉は東京勤務だからもはや関係ないんですけどね。

 

6.自分の自由お出かけ時間、0

いちこの時は、育休中に多少時間を貰って1人でお出かけしたことが何回かありました。お昼ご飯食べに行ったり、お買い物に行ったり。長くても3時間程度でしたが、いい気晴らしになっていました。

 

にいこの時は、0。健康診断や、通院関係の外出以外のフリータイムは全くの0でした。理由は夫の転職にあります。夫はにいこ妊娠中に完全独立をして個人事業主になりました。「自分で仕事のスケジュールを組める」といえば聞こえはいいのですが、会社勤めの有給休暇とは違い「休めば休んだだけ仕事ができず、仕事がとれない(=収入が減る)可能性がある」という状態です。そこに私は気を遣ってしまい、自分のリフレッシュタイムが欲しいと言い出せずにいました。ちなみにいちこの時には「産後だから」とやってくれていた家事も、里帰り明けから当たり前のように私がやるようになりました。

 

「まぁ2人目だし、コロナだしね」と思い、「慣らし保育が始まるまでの辛抱だわ」と自分を納得させていました。

  

7.日々の繰り返しの中でに虚無感を覚えるようになる

上記2~7のような日々の中でも、絵本を読んだり、歌を歌ったり工夫しながら、なんとか育児に奮闘をしていました。しかし3月の後半、にいこが5か月半になった頃辺りから、自分の中での疲労と虚しさが募るようになりました。

 

「なんで毎日毎日こんな意味のないことしているんだろう」「疲れたな」「身体が痛いな」「気を遣ってるのに伝わらないな」「1人になりたい」「静かなところに行きたい」「ずっと眠っていたい」

 

最初は、子供たちが寝た後に「ふー疲れたな」だったのですが、だんだん子供たちを相手にしている間にも「無意味だ」という気持ちが出るようになりました。

 

 

長くなるのでいったん切り上げます……需要あるか分からないけど続きます。