おうちのモヤモヤ退治

余白がほしい

モヤモヤを退治したくて。家や服のことなどを。

産後うつに片足を突っ込んだ話⑤

実家の自分の部屋で、自分が好きだったものや鮮やかな感情が蘇ってきた私。自己嫌悪・自己否定の塊になり、行方不明になっていた自尊心。そのかけらが、発掘されました。多感な時期を過ごした自分の部屋は、私にとっての宝箱でした。

(姉の荷物に占拠されて埃凄いことになってるけれど……)

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前回記事↓

itgreco2.hatenablog.com

 

 

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21.自分のやりたいことリストを徹底的に書く。

身体的な疲労は、大分薬の傾眠作用のおかげで取れてきました。精神的な部分ではまだまだ不安定ではあるけれど、自分という人間の輪郭を実家の部屋で取り戻しかけてきました。そして思った。「やりたいことリスト」を書き出そう。

 

この「やりたいことリスト」は、決してタスクにしてはいけないリストです。夢と言ったら大げさだけれど、「自分が生きている間にやってみたら楽しそう」「叶ったら楽しそうだから忘れないようにメモしておこう」「小さい頃やってみたかったプチ贅沢」というスタンスのリストです。「自分の人生とは」とか真面目に考えない。真面目に考えちゃうと、自分は全然そんなことができない、叶わない、今までサボってきたつけがきてる……とか自己嫌悪に陥るので。

 

もっと気楽に「レディーボーデンの大きいアイスを独り占めする」「東京三大たい焼きを制覇する」「劇団四季のCATSを見る」「Dr.Martinのブーツを買う」「KingGnuのLIVEに行く」「ウズベキスタンに行く」等々、そういう時間とお金とちょっとのやる気があれば叶いそうなレベルものを書きます。なんならもう叶ってることも書いて、実現済でラインマーカー入れておきます。とにかくたくさん書く。ひたすら書く。

そうするとね、自分という人間が、小さい頃から今に至るまで憧れたこと・やってみたいと思ったこと・好きだったことが浮き彫りになっていくんです。自分の好きの軸が見えてくる。

 

その小さい夢を叶えると、本当に例えアイス1つ買っただけでもあの頃の自分を慈しんだ気持ちになる。子供の頃とかの過去の自分に対して「あなたのやりたかったこと、叶えたよ。忘れなかったよ。」って言ってあげたい気持ちになる。成仏というか浄化というか、そんな感覚。

 

そうやって過去の自分を大事にできると、時間軸で繋がっている今の自分を、少しずつ好きになっていきました。やりたいことリストを作るのは未来に向かってわくわく気分で進む・やる気を出す意味合いが本来大きいのでしょうけれど、前に進みたくても自分の過去を含めた自己嫌悪でできない時にも以外と効果があるなぁと感じました。

 

 

22.復職

G.W明けに復職しました。元の部署に復職したため、よかった歓迎されました。「待ってた」「本当ありがとう」「居てくれるだけで嬉しい」と言ってくれる同僚達には感謝しかありません。育休明けで仕事1年目並みにポンコツなのに。育休中はどんなに家事育児やってもそんなことは言われないし。

 

あぁ外と繋がってるっていいなぁ。いちこの時にも感じましたが、私は本当に家で育児するのには向かないタイプの人間でした。日本語通じるっていいなぁ。タスクが終わるって幸せだなぁ。スケジュール組めるって最高……こういう感覚も3か月位でなくなるんですけどね。

 

とにかく最初から無理をしないをモットーにしていたため、出勤時間も遅く、退勤時間も早いという超時短でのスタートでした。それでもバタバタな毎日。最初は疲れが凄くて週末はへとへと。生活リズムが変わったことでのストレスも大きく、いろいろ夫へのいら立ちもあり、爆発しそうになると薬をメイラックス1㎎を2錠飲んでみたりして調整していました。

 

 

23.私に効いたもの

私の中で復職はかなり影響が大きく、周りから受け入れられたことがよく作用しました。疲労は凄かったけれど、いちこもにいこも可愛く思えるようになり、一緒に遊んだり歌ったりもできるようになりました。歌えるとね、いちこがママ好きって言ってくれるんです(パパ音痴だし)。こうやって徐々にいちことの距離も近くなっていきました。一緒に笑って、ぎゅっと抱きしめて、大好きと言えるようになりました。あぁここまで長かったなぁ、辛かったなぁ。

 

診療内科に行かず、薬を飲まなくても、もしかしたら時間が解決してくれたのかもしれません。でも私には、その時間を待つのが耐えられなかった。だから私の中では通院は正解だったんだと思います。よく眠れたし、夫(や両親)に対しても「抑うつ状態で服薬中」という盾を使って自分を守ることができました。

 

 

24.飲めない薬

復職して誤算だったのは薬です。メイラックス1mgとデパケン100㎎の処方でしたが、これですら眠気に勝てなくなりました。復職して体力知力精神力を消耗したからか、育休中のようにお昼寝できなくなったからか……退社して保育園でピックアップして帰宅して授乳してからちょっとのタイミングで眠気が凄い。いちこに絵本読んであげながら寝てしまうことが数回ありました。にいこも夕寝していたため起きていたのは2歳半のいちこだけ。夫の帰宅までの30分程度でしょうか、いちこを1人にしてしまいました。これはまずい。

 

デパケンはもともと数日に1回で減薬していきましょう、という話になっていたためパス。メイラックスも平日は自己判断でパスしました。まぁメイラックスも半分とか割って飲んでもいいって言われてたし……いろいろ疲れが溜まってイライラしやすい土日にのみ服用することにしました。

 

本当はちゃんと毎日飲みたい。処方通り飲んで、それで眠くなるんだったら眠って回復して早く治したい。でも生活がある以上、厳しい。こういう時に子供が小さいと難しいなぁと思います。大人だけだったら別に寝ててもなんとかなるもんなぁ……。

 

 

25.卒業できない診療内科

そんなこんなで薬を処方通り飲めなくなってしまいましたが、なんとか仕事のある生活スケジュールにも慣れてきて、精神的にも落ち着いてきました。個人的には「もう心療内科の通院やめてもいいんじゃない?」という感じ。

 

そこで5月末の通院の際に、先生に今の処方ですら平日は眠いこと、精神的に落ち着いてきたことを伝えました。えぇ、遠回しにもう終わりでいいですかね?という感じでした。

 

が。眠気があるなら、デパケンを終了し、メイラックス1㎎をレキソタン錠2に処方変更することになりました。そして様子見で1か月後に再通院となりました。くぅっ、心療内科なかなか卒業できない!

 

というかレキソタン……。

 

 

26.レキソタン

レキソタン。名前知ってるわー南条あやさんの日記で出てきてたわーでした。レキソタンメイラックスと同じ、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。メイラックスの作用時間が60~200時間と超長期なのに対し、レキソタンは20時間です。なので基本的にレキソタンは1日3回とか飲むことが多いのかな?私の場合は長期作用だと眠気が凄いということなので、もう少し短期作用のレキソタンに変更するということでした。

 

個人的には前記事の通り、ベンゾジアゼピン系のお薬は離脱症状と依存が怖いから短時間なのはちょっと……と思っていたのですが、まぁいいや飲んでみようと思います。

 

さきほど調べたら、うつ病の場合レキソタンは1日6~15飲むそうです。1日2の私はもう、お守り代わりに飲んでいるようなものね!ふふ、いける!と思ったのですがどうなんでしょう?とりあえずレキソタン2で様子を見つつ、ダメなら残り少ないデパケンメイラックス1㎎で頑張ってみようと思います。

 

 

 

いい加減次の記事で終わりになるかな……ブログテーマがブレブレですね(笑)