産後うつに片足を突っ込んだ話⑥
今回でようやく最終回になります。やっとやっと沼から抜け出しました!
27.レキソタンで謎の……?
どきどきしながらレキソタンを服用した私。スパッと作用がなくなると聞いて若干不安な部分もありましたが……違う結果になりました。なぜか下着(ショーツ)が汚れたのです。
なんというか、茶色っぽいおりもとがついた感じ。おっと生理が始まるのか?と思っても始まらない。飲むのを止めたらなくなる。また飲んだら茶色。なぜ?
いくら検索しても当てはまるものはありませんでした。太るとか出てくるんだけれど……ホルモンバランス……?私だけ……?
なんとなく悪い方に作用していたら嫌だなぁと思って、飲むのを控えていました。まぁお守り程度って言われていたし。とにかくこの頃も寝ること休むことを意識していましたが、以前よりも調子がよくなっていました。復職して日が経ち、自分のペースが掴めてきたのもあったと思います。うん、私薬なくていける。というか、心療内科に通院しなくてもいい気がする。よし、卒業しよう!
28.先生と馬が合わない
どうしようもない見出しですが、タイプが合わない先生でした。自分が本当に落ち込んでいる時はちょっと引っかかる程度だったのですが、元気になってくると、まぁ気になる。なんかもはやイライラしてくる(笑) 「いやそうじゃない」「なぜそうなる」みたいな突っ込みの嵐。レキソタンについて相談しても産婦人科に聞いてで終わる。違う、そうじゃない、そうじゃない……。
これは最終的に思ったことですが、本当に先生との相性って大事。これは通院してみるまでは分からないので難しいですが……。私は基本的に「診療内科に通院している」という事実と、薬が欲しい気持ちが強かったので、「まぁ、うん」で済んだのですが、もっと先生との話の中で解決したい気持ちが強い人は、合わないと思ったらすぐに病院を変えることをお勧めします。
まぁ心療内科って初診が高いんですけれどね。5,000円以上するから、違う病院に変えるのに躊躇してしまう。しかも予約すぐにとれないし……。
29.そして卒業
結局一度「とりあえずお薬なしで様子を見て、5週間後にまた来てね」となり、8月初旬の通院を持ってやっとこさ卒業しました。「何かあったらまた来てね」と言われましたが、うん、何かあったら違う病院にしよう。
産後うつに片足を突っ込んでから4か月。実際に沼に入っていたのは2か月程度でしたが辛かったです。本当に産後鬱になると数年単位で治療が必要になることもあるようですし、育児も並行してやるとか想像を絶します。可愛い赤ちゃんの時期に真っ暗な世界にいるのは、本当に振り返っても悲しいだろうなぁ……私は早めに病院に行って、早めに回復できてよかったです。
30.さいごに
心療内科を卒業してから、リアルタイムではそろそろ2か月が過ぎようとしています。大分心は落ち着き、穏やかな日々を過ごして、はいません。2人育てながら穏やかな日々なんてむり。今も『反応しない練習』を読んで、どうやったら穏やかに生きられるのかを考えながら生きています。どうしようもないな!
それだけ育児は大変。イヤイヤ期の2歳児は大変!未だにいちこに対してイライラすることは多々あります。正直、可愛く思えない時も沢山あります。そんな自分に自己嫌悪することも、いっぱいあります。まぁいつか、落ち着ける日が来るかな。
もし、あのつらかった頃の自分に何か言えるなら……なんだろう。
「とにかく寝て、純粋に好きな事をして。自分がやれていないことにフォーカスしすぎず、無理に自分の価値を作ろうと焦って躍起にならないで大丈夫。産後しばらく、半年どころじゃなく、赤子が一人で大人と同じご飯食べられるようになるまで位は、毎日なんとか過ごすだけで、頑張って生きているんだから。」
……こんな感じの事を、伝えてあげたいな。伝わるかな、伝わるといいな。
『産後うつに片足を突っ込んだ話』シリーズを書いてみました。今回このシリーズを書いたのは、以前の母乳の話と同じく、他にあまり書いているブログを見つけられなかったからです。本当に産後鬱で闘病されている人のブログは多いんですけれど、片足を突っ込んだ「抑うつ状態」の人のブログは、あまり見つからなかったです。
もし悩んでいる人が、検索か何かでこのブログを読んでくれて、何かの力になれば嬉しいなぁ。力になんてなれなくても、「こういう人もいるんだ」位に思って、ちょっとでも肩の力を抜くきっかけになることを祈っています。