おうちのモヤモヤ退治

余白がほしい

モヤモヤを退治したくて。家や服のことなどを。

ミニマリストは手段なのか、目的なのか

少し前の話。ミニマリストをやめてシンプリストになる方々が続発した時期がありました。

 
この流れはライフスタイル系ブログだけでなくInstagramでも多く見られました。Instagramの方が発信者が若く、よりその傾向が顕著だった印象です。特に20代男性。
 
もともとインテリア中心だったアカウントが、それこそESSEみたいなライフハックネタを投稿するようになり、そこからミニマリストになり、フォロワー数がガンガン増え、なんなら事業にも発展して……そして心をすり減らして、ミニマリストを名乗る事をやめる。
 
あるインスタグラマーはこう言っていました。「自分の幸せが分からなくなった」と。「片付いたホテルライクな部屋が気疲れする」と。
 
これって完璧主義なひとが後天性ミニマリストになるとあるあるなのかもしれません。
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我が夫のような先天性ミニマリストは、びっくりするほどモノにこだわりません。以前記事にも書きましたが、片付けとか全然気にしないし、よっぽどにならないと片付けない。なんなら掃除もしない(そして私がイライラする……)。
いい意味でも悪い意味でも、自分の中での優先順位がはっきりしているからです。
 
優先順位が低いから無駄な買い物をしない。あまりに雑音になるようなら片付けするけれど、支障がなければ掃除もしない。これが先天性おおざっぱおおらかミニマリストです。
 
対して後天性ミニマリストは、ミニマルに生きる事への憧れもあるし、汚部屋出身者だと昔に戻る恐怖心もあるから片付けしたい。掃除もしたい。ちょっと強迫観念な部分もありますよね。
 
ミニマリストは手段であって目的じゃない」。これは夫の発言です。そうだろうなと思う反面、目的になる気持ちも、凄く分かる。私はミニマリストにはなれていませんけれどね。
 
 
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先述のインスタグラマーは、その後なんとか自分を見つめ直して、優先順位を取り戻したようでした。よかった!フォロワーが多いと、過熱して自分を規定して縛ってしまう事も多いだろうから大変ですね。
 
ミニマリストは手段なのか目的なのか。いえ、一番大切なのは自分が心地よくご機嫌に生きること。
 
人は変わります。その人が、というよりも周りの環境が変われば少なからず影響を受けます。その時に自分自身をよーく観察して、しなやかに変化していくこと。それが一番大事。ライフスタイル系ブログを書く端くれとして、胸に留めておきたいなぁと思います。