面倒だと思うこと、効率化の種を探すことだという話。
相変わらずちまちまと仕事のエクセルにVBAでマクロを装着していっています。地味。地味だけど、面倒くさかった作業が一瞬で終わるのは心地いいですね。毎回作った過去の自分わ褒めています(笑)
入社3年目くらいだったか。全然仕事が終わらなかったんです。終わらない、終わらない!大分ブラックな働き方をしていました。
一生懸命やっていたんです。真面目に丁寧に、でも一つ一つの作業を素早くやる。「タイピングが速くなれば仕事が速くできる」「間間のボーッとしている時間を削る」「なんなら朝早く出勤する」みたいな感じです。いや、全然終わりませんでした。
大変言い訳じみた事を言うと、配属されて半年ちょいで直属の先輩が退職しまして。それ以降の私はかなり部署内で放し飼いでした。質問しに行けば教えてもらえるけれども、逆にそれ以外はノーチェック状態。いやー、振り返ると物凄く恐ろしいですね。今の後輩達はいいなぁ。
そんなこともあり、仕事のやり方について、誰からも何も言われませんでした。引き継いだ事を、とにかく守って漏れのないように頑張るスタイルです。
もともと妙に真面目な性格な部分があり、「やりたくないな」「面倒だな」の気持ちには蓋をしてがむしゃらにやっていたんですよね。「楽をしたいだなんて怠惰だ」ばりに。
でも、そうじゃなかった。
勿論ガムシャラに且つ素早くやる事は時短に繋がります。ただエネルギーをドカッと注入してフル回転でやるから、悪くないけど疲れちゃう。自分を代償にしていました。
振り返って当時の私を「やり方が違った」「力を使うところを間違えていた」「もっと効率化する仕組みを作るのが大切だ」と評価するのは簡単です。
でもそうじゃなく。1番伝えたいのは「楽をしたい気持ちに蓋をしなくていいよ。面倒だよね、嫌になるよね。やらなくていい方法や、工数を減らす方法を考えてみよう」ということ。
「面倒な事を見つけるのとは、効率化の種を探すことなんだ」と。
時短!効率化!そういう単語は、仕事でも家でもよく耳にしますよね。「楽をする仕組みを作ろう!」とも言います。それはもう耳タコ。
もしも、まずは罪悪感というか、怠惰な自分に思えてしまって心理的に蓋をしてしまう部分があるならば。逆に面倒だと思う気持ちを見つけた自分を褒めてあげてもいいんだと思うんです。そうそこにはきっと、進化するための種が隠れているのだから。