おうちのモヤモヤ退治

余白がほしい

モヤモヤを退治したくて。家や服のことなどを。

電卓の000キーへの愛について語る話。

突然ですが、お持ちの電卓には00キーがありますか?

 
今更電卓……?と思う人が大半でしょうか。私は長年経理ですが、経理や財務、会計といった部署では今も昔も1番の相棒は電卓です。さっと取り出して打ち慣れたキーを叩くのが1番早いのです。
 
大手メーカーといえば電卓業界ではカシオとシャープが二台巨頭。どちらがいいのかは沢山の記事が書かれており、それぞれの愛用者が愛を語っていますが……個人的には、単純に最初にガチで使った電卓がどっちのメーカーだったかだけで決まる気がします。カシオを使っていた人は途中からシャープに変えないし、逆もまた然り。キーの配置が違うので、メーカーを変えると指が訳わかんなくなるんですよね。
 
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さて今日の本題000キーについてです。一般的な電卓には0キー、仕事で使うような電卓には追加で00キーがついていることが多いです。
 
私の電卓は、0キーと000キーがついています。00ではなく、000キー!

シャープ チェック&コレクト電卓12桁(ナイスサイズ) EL-N862X

経理に配属された時に「カタログから好きなの選んでいいよ」と言われ、睨めっこしながら選んだのがこの000キーの電卓でした。理由は「これなら3桁カンマ区切りで見たまま打てるから」です。
 
私は経理なわりに数学が苦手で、大きい桁数の数字が読めませんでした。1,000,000,000とか、今なら10億ってぱっと分かりますが、当時は読めず。なので「1+000+000+000」とカンマ区切りで入力すればいいのが楽だったのです。簿記試験みたいなむやみやたらに桁数が多い&時間勝負には最適でした。個人的には000キー以外の機能も含めて大のお気に入りの電卓です。
 
000キー電卓のデメリットは2つ。1つ目は自分は他の電卓を使えなくなるし、他人も私の電卓を使えなくなることです。00キーを使っている人が000キー電卓使うと勿論間違えるんですよね。机のところに来た上司が私の電卓使う時はよく1本指打法になっています。
 
2つ目は「数字を声に出して読まなくなること」です。大きい桁数の数字を声に出して読めなくても入力できるということは、読む練習もしなくなるということです。計算だけは速いけれど、大まかな把握ができない人でした。え、致命的じゃない……?
 
デメリットもあるものの、メリットもあり、私にとっては10年来の相棒です。これからも000キーの電卓とともに、経理ライフを邁進していこうと思います。