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15回目の低音障害型感音難聴の再発で知ったこと①

久しぶりになる記事がまた病気系という……。

 

再発の原因となるストレスには心当たりが色々ありまくりなので、今度またそちらの視点で記事を書こうとは考えています。今回は純粋に難聴の話を書きます。

 

低音障害型感音難聴。

自覚症状としては耳閉感(詰まって感じる)や耳鳴り(ゴォーッとした音)、音が反響して聞こえる(ボヤボヤ、ピヨピヨ)、音程が狂って聞こえる(下がって聞こえる)、といったラインナップ。聴覚検査をして初めて低音域の聞こえが悪いと判断されます(オージオグラフという表で表します)。

 

これが一回で終わるなら突発性難聴、めまいをともなうならメニエール病、めまいなしなら低音障害型感音難聴。繰り返してどんどん悪化するなら蝸牛型メニエール病とも言われます。私はもはやこれかな。

 

体の状態としては「内耳が浮腫んでいて音の神経伝達が上手くいかなくなっている」というものですが、なぜそうなるのかは不明。ウィルス説とかもあるけれも、一般的には体の疲れやストレスと言われています。昔は難病指定だったけれど解除されたそう。

 

ストレスっていうのは心因性のものだけでなく、例えば気圧や気候の変化なんかもストレスになるため、本人が自覚していない要因も色々あるとは思われます。芸能人が突発性難聴起こしてる時に色々邪推するのは、はっきり言って無意味だと当事者は思います。

 

 

 

私のこの病気との付き合いは今から15年前、高校3年生まで遡ります。学校行事の実行委員長をやっていて、結構ガチでハードに色々していた時に発症しました。服用に加えてステロイドの点滴を受けてから登校する日々を送り、快癒。

 

再発2回目は3年後の大学2年生の頃。この時も色々悩んでいたのかな?ステロイドの飲み薬で快癒。

 

再発3回目は4年後の社会人2年目。先輩が寿退職をきめてからしばらくした後。上手くさばけない大量の仕事、一人暮らし等々が重なり発症。この時もステロイドの飲み薬で快癒。

 

そのあとは……3年後のブラック勤務時代や更に3年後の第一子妊娠中かな?これは以前ブログに書いた通り、ステロイドなし他の薬で快癒しました。なんとなく「3〜4年に1回」と思っていたのが、2年→1年→1年に2〜3回とどんどん頻度が上がり続け、聴力の落ちも大きくなり続け、今回15回目位の再発となっています。

 

今回は発症して右耳の低音域が40dbまで落ち、ステロイドを飲んで快癒。と思いきや1ヶ月に60dbまで落ちていた事がわかり、近所の耳鼻科(開業医)から大学病院送りとなりました。いやー大学病院って時間かかって大変ね。ステロイド処方するのに血液検査だもんね。

 

 

さて、ようやく前段階は終了してタイトル『15回目の再発で知ったこと』です。15回目ともなればもはや「はいはいまた再発ね」と慣れてるんですが、今回それどころじゃなかったので書きます。これは左50db、右60dbの聴力レベルでの体験談です。

 

①自覚している耳鳴りの音と聞こえは別問題

これが今回1番衝撃を受けたことです。自分の中では「まぁ前ほどそんなに耳鳴り酷くないし」と思っていたのですが、過去一悪かったです。自分がもはや再発し過ぎで耳鳴りに慣れてしまっていること(=過小評価した)もあるだろうし、聴力って静かに無くなるのかもしれないと感じました。「耳鳴りで塞がれているから聞こえない」ではなく「音が消える」です。再発に慣れている人はご注意を。

 

②音の方向や距離感が掴めなくなる

職場で、どこの電話が鳴っているのか、どこで人が話しているのかが全くわからなくなりました。左右どころか前後もわからず。動物に耳が2つあるのは距離や方向を掴んで身を守るためだそうですが、本当にそれ。私今野生だと死ぬわ。

 

③音の輪郭が掴めなくなる

音のシャープさがなくなりました。向こうでAさんとBさんが話しているのはわかるんだけれど、何の話してるのかが掴めない感じです。なんか話してる、くらい。私元々めちゃくちゃ耳が良くて、高音域だと10歳位のレベルで聞こえてるそうなんですが、今回全くダメでした。

 

④人の気配に気づけなくなる

前後左右の音が分からないため、職場で横や斜め後ろから静かに話しかけても分からなくなりました。というか背後取られても気づけませんでした。音で拾ってる情報って多いんですね。

 

 

さて、そんなこんなで大学病院送りとなった私。長くなったのでその後の話はまた次回に続きます。