おうちのモヤモヤ退治

おうちのモヤモヤ退治

余白がほしい

経産婦だけれど破水の見分けがつかず、危うく院外出産しそうになった話。

次女のにいこを出産してから1年半近く……そろそろ出産時の事を忘れそうになので、記録に残しておくことにしました。タイトル通りの内容であります。

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出産予定日は10月中旬。経産婦の私でしたが懸念していた事がありました。破水の見分けについてです。

 

長女いちこの時は、朝の5時半過ぎに「パンッ」という音が聞こえて目覚め、そのままチョロチョロと止まらなかったためにすぐに破水だと気づき病院に行きました。でももし外出中だったら?すぐにトイレに行ける状況じゃなかったら?……そんな不安があり、病院で先生に聞いてみたりもしました。でも先生は「大丈夫です、破水したら止まらないので分かりますよ!」と言いました。爽やかに言われました。まぁじゃあ大丈夫なのかしらね?

 

出産予定日の10日前……実際は出産前日。この日は朝からなんだかお腹に鈍痛がありました。台風が来ていて低気圧だからそのせいかな……そんな風に思いながら予約していた美容室へ。「切ってる最中に産気づいたらどうしようかなー、美容師さん困るよなぁ」と呑気に考えている私。そしてなんとなく帰宅後、入院バッグを玄関脇に移動させました。振り返ると第六感ですね。

 

この日の夕方からお腹が痛み出しました。即座に陣痛アプリで間隔を測ってみるも、バラバラ。5分だったり30分だったり7分だったり45分だったり。そして私は思った。「ははん、知ってるよこれ前駆陣痛でしょ?」

 

いちこの時は予定日の2週間半前(実際は出産8日前)からこの前駆陣痛(本陣痛の予行練習みたいなもの)に苦しめられました。間隔はバラバラとは言え結構しんどく、よく家の中で蹲っていました。辛い時は夕飯時に横になり、夫にスプーンで鳥の雛よろしく口に運んでもらっていた程でした。(ちなみに外を散歩している時は気がまぎらうのか比較的平気でした。)

 

8日間耐えた実績がある私は前駆陣痛をあまり大事にとらえていませんでした。えぇ、ただ痛いな位に考えていました。そのままお風呂に入って就寝しました。

 

しかしその前駆陣痛は、夜中に本人が気づかないうちに本陣痛へと移行していました。寝ている、なんか痛い、寝る、なんか痛いけど耐える、寝る、なんか痛い痛い、気づいたら寝ている、なんか痛い痛い痛い、そのまま気づいたら寝ている……。今考えれば完全にこれ本陣痛の波ですね。でも夜中で寝ていて意識も曖昧な私は、時計を見ることもアプリで測ることもせず、寝ると痛いと布団の中で耐えるを半分寝ている状態で繰り返していました。

 

朝2:18。寝ている私は「とぷん」という音を聞いた気がして起きました。水鳥が水に潜るような音。え、破水した?下着は濡れていないけれどひとまずトイレに行く私。普通に座って、排尿と同じように水分が出て終了。ん?思わずトイレの中を覗き込む。

 

臭いはトイレの中なので不明。色はほぼ透明な気がするけれど若干白いのが混じっているような気もするけれど自信がない。その後全く羊水的な液体は出てこない。そもそも「とぷん」って聞こえた気もするけれど夢かもしれない。えー全く分からない!人生で破水2回目なのに全然分からないよう!

 

破水かどうか分からないし、前駆陣痛だと思っている痛みも測っていないから間隔が全く分からない。半分寝ているから感覚的には30分~1時間に1回位の気持ちでいましたしね……なんか自信なさ過ぎて病院に電話しづらい。

 

ここで私はやってはいけない事をしました。「まぁトイレ眺めてても分からないからもう1回寝よう……」様子見です。経産婦呑気過ぎやしない?今改めて調べると、破水しても赤ちゃんの頭で塞がれてしまってその後羊水が出なくなることもあるみたいですね……反省。

 

 

さて1時間後の3:15。今までの非じゃない痛み(体感)とともにトイレに行った私は、じゃーっと排出される羊水を目にしました。力を入れても自分の意志で止められない。明らかに破水してるじゃん!というかめっちゃ痛い!クリアな頭で感じるとめっちゃ痛い!慌ててトイレに座ったまま病院に電話。助産師さんと話しながらも襲い来る本陣痛。自分では測っていないですが、電話の向こうの雰囲気からしても恐らく5分を切っていたことでしょう。ちなみに経産婦の病院に行く基準は15分です。

 

「とりあえず急いで来て」と言われ、陣痛タクシーに電話する。繋がらない。夜用ナプキンをつけて、陣痛と陣痛の間にトイレを脱し、寝室の夫に破水したからタクシーを呼んで欲しい旨を伝え、合間合間にパジャマから着替えをする。夫が電話するもなかなかタクシーが繋がらない。寝ていたいちこが起き、ただならぬ雰囲気に大泣き。やっと繋がって、なんとかタクシーが来たのが3:30。家を出る瞬間にも陣痛で玄関に蹲ったりしていました。

 

夫はいちこが居るため、私は1人でタクシーに乗り込みました。タクシー内で、もはや陣痛間隔が2〜3分を切っています。や ば い。この時ネットで見た「いきむ時はヘソの上のろうそくを吹き消す池崎サンシャインになれ」がなぜか思い浮かびました。タクシーのドアの上にあったレバーを掴んで耐えながら、いきみ逃しでとにかく細く細く息を吹いてました。元ネタ全然知らないんですけどね。とにかく「まだ生まれないで!今じゃない!待って!もうちょっと待って」と念じ続けていました。

 

3:40。病院に到着。ちゃんとクレジットカードでタクシーのお会計しました。本陣痛に耐えながら合間を縫ってインターホンを鳴らし、助産師さんと合流。かなり切羽詰まっている私。エレベーターの中で陣痛が来て蹲っていたら、車椅子持ってきていただき、そのまま分娩室(というかLDR)へ。なんとかよじ登り、されるがままに着替えて体制を整えてすぐに「もういきんでいいよ」と言われました。1回いきんで、ふーっ、もう1回いきんだ時に「あ、もう力抜いて、そのまま手は胸の上に組んでね」と言われる。どぅるん。4:00にいこ誕生。

 

誕生。

 

病院についてから20分。分娩台に乗ってからは15分位でしょうか。自分の中では非常に安産ににいこが誕生しました。よく2回目は初産の半分の時間と言います。私の初産は8時間だったんですけれどね。

 

出産15分後に夫に「出産完了」とLINEしたら「は?」と返ってきました。「急展開すぎて実感がわかない」と言う夫に「産んだ実感あんまりないけれど後陣痛いたいから産んだと思われる」と送った私です。

 

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本人的には(色々すっとばして)超スピード出産の安産だったな~と呑気でいたのですが、母親からめちゃくちゃ怒られました。「あんた院外出産の可能性もあったのよ!」と。いやいやそんな訳ないって……と思っていたのです、が。

 

産後、偶然インスタグラムで見た出産レポートの漫画。この漫画の奥様は、夜中の陣痛を様子見してしまい、いざ病院となった深夜で陣痛タクシーが掴まらず、そのまま自宅出産してしまった、というものでした。

 

え……前半部分、私と全く一緒じゃん。

note.com

 

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読んでいて冷や汗をかきました。私は経産婦だったこともあり、決して陣痛のさなかにいきんではいけない(&便意を感じてもそれは産気である)ことを重々知っていたため、トイレでいきむ事はありませんでした。でもそれ意外は全く一緒。もしかしたら、一歩違えばこの漫画の奥様は私だったかもしれません。

 

あまり認識していませんでしたが、清潔な病院の分娩室とは違い、院外には様々な雑菌がいるため母子ともども感染症を起こす危険があります。また当たり前ですが、設備のない院外では産後や、何かあった時の処置ができず、命が危険にさらされます。つまり、プロの居ない院外での出産はとても危ないのです。私の母親が激怒したのはこれが理由でした。

 

***

 

これでドタバタにいこの出産レポートは終了です。無事に生まれてきてくれて本当によかった。この記事を読んでくれている方で今後出産のご予定がある方は、①様子見しない ②破水か分からなかったら、1㎜でも疑う要素があったら病院に連絡する ③深夜寝ている間の陣痛は危険 この3点を覚えておいていただけると、私のような危ない出産にはならないのではないかと思います。とにかく母子ともに無事でよかった。

 

余談ですが、コロナ禍真っ盛りの出産だったため、面会もちょこっとしかなく、他のママ達との交流もありませんでした。入院中、初産だと色々と育児指導が入るのですが、2人目の私は「もう分かってるもんね」と特に指導も入らず。結構暇な入院生活を送ったのでした。ごはん美味しい病院でよかったなぁ。