おうちのモヤモヤ退治

余白がほしい

モヤモヤを退治したくて。家や服のことなどを。

昔の下手な片付け。

先日実家に帰りまして、ここ数年なんだかんだ理由をつけて片付けさせてもらえなかった自分の部屋の片付け(というかゴミ出し)をしてきました。「妊婦だから」とか「また今度にしなさい」とか言われてやらせてもらえなかったんですよねぇ……。

 

でもその部屋が広くなって掃除できたら、部屋にある電子ピアノも娘たちが弾いて遊べるし、良いことだらけじゃない?と押し切ってきました。

 

そして次々にゴミ袋に突っ込んでいく私。もう基本的にはこの部屋にモノは要らないんだもん、小学生の時に使ってたピアニカとか、可愛い雑貨とか、可愛い空き瓶とか、埃まみれのモノポリーとか、未開封のワインとか。片っ端から捨てました。

 

そんな中、昔自分が「片付け」をした収納ボックスを見つけて開けました。ボックスの中にはジップロックの袋に丁寧に分別された、謎のモノ達。期限がはるか昔に切れたホッカイロ、1枚だけ入ったティッシュペーパー、小さい頃に集めた大量の缶のプルトップ……etc.

 

見て唖然としました。何このバカ丁寧に収納された要らないモノ達。そのまま全部ゴミ袋に入れました。

(実家近くのスーパーで棚に積まれていたヤクルト1000。ドキドキして飲んだけど、ノーマルなお味)

 

当時(10年ほど前)の私の心境を想像してみました。インテリア雑誌を読むのが大好きで、収納の本を読むのも大好きだった。そしてまだ使えるものを捨てることができなく、苦渋の策で丁寧に収納した。

 

どうして「まだ使えるものを捨てられなかった」のか。理由は1つ、母親に「勿体ない」と怒られるのが嫌だったからです。

 

私の母親は(今は違うけれども)基本的に使えるものを捨てるのをとても嫌う人でした。私がゴミとして出したゴミ袋も、基本全て開けられて、いつの間にか復活しているものが沢山ありました。もう使わない筆箱とか、卒業アルバムとか、鉛筆とか……。「これなんで捨てるわけ?」ともよく言われました。

 

えぇ、そう言われるのも、いつの間にか捨てたものが復活しているのも嫌で嫌で、干渉されるのが嫌で。それで捨てるという選択肢を無くしていたのです。勿論私も悪いんですけれど。

 

捨てないと、片付かないのにね。

 

もう今は、私もいい大人になったし。母親もモノを減らしにかかっているから、干渉も復活もなく処分できます。

 

あの時はまだまだ下手っぴだった。でもなんとか頑張ろうとしていた。それがこのカテゴリーごとにバカ丁寧にしまわれたガラクタ達。足掻いていた痕跡。ねぇ昔の私、今はもう捨てられるようになったよ。