おうちのモヤモヤ退治

余白がほしい

モヤモヤを退治したくて。家や服のことなどを。

誰が管理人かが分からないものが多い家は片付かない。

最近、実家に帰って分かったことがあります。それは「誰のものか分からないものが多い」ということ。

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母のかもしれないし、父のかもしれないし、姉のかもしれないし……私が昔残したものかもしれない。
 
例えば、我が家は私と夫(&1歳児)だけなので、自分が買ってきたものでなければ即それは夫のものと判断できます。だから夫に「これ使ってる?」と聞けば終了。
 
でも実家の場合、誰のものかがぱっと分からない。
 
例えば。
お風呂場に残されている剃刀があります。モノからして女物なので、父のものではない。となると、母・姉・私の誰かのものです。状態が良くないから、現在使われてはない、気がする(けど確証は勿論ない)。確かに昔私が使っていたタイプだけれど、姉のものかもしれないし、もしかしたら母のものかもしれない。という状況があります。
 
こうなると、私の場合は「仕方ないから次回帰省するまで様子を見て、動きがなければ誰かに確認して処分しよう。」となります。先延ばしです。
 
母の場合は「どっちの分からないから触らないでおこう」となります。
 
片付けが苦手な姉の場合、恐らく何も気にしていません。
 
誰かのものか分からないと、その場で確認することを避け、誰の所有物か分からないままに自分じゃない誰かが片付けるのを待つ、という展開に陥るのです。
 
これじゃあ絶対に、減らない。
 
だからこそ、リビングには個人のものを置かない方がいいのです。ゆるりまいさんなんかはリビングにあるものを家族各々の部屋に配りに行くそうですけど、本当に正解。
 
もしくは収納を人別にする。この棚は誰の、この引き出しは誰のって決める。洗面台周りなんかは絶対そう。持ち主不明になるのが一番厄介です。
 
 
 
そんな管理人不明のモノが多い実家で、実家を出た私にできること。それは、実家にある私自身のモノを処分すること(もしくは一箇所にまとめること)です。
 
父、母、姉、私。4人のモノのうち私のモノがなくなれば、管理者を探し当てる手間が1段階減ります。
 
母が片付けようと一念発起する時に、遠くに住む私に確認せず、実家に住む人達だけで確認作業ができます。
 
 
またこの戦法は、対『私が実家の片付けをすることを嫌がる家族』で有効なセリフを生みます。そう、「私のモノを処分している」です。「実家≒家族のモノを片付けている」は軋轢を生みますが、「私のモノを処分している」は誰も阻むことができません。なんて素晴らしいセリフなんでしょう!
 
 
 
実家の片付けは、かくも難しい。頑なに処分を拒否されます。でも、かつてそうだった私にも分かる。苦手な人からすると、「片付けよう」「捨てよう」は否定されている気分になる。片付られない自分自身や、自分が買ったモノが無価値だと、否定されている気分になる。
 
だからこそ、まずはそれ以外のところを。実家を出た私のモノを徹底的に処分するところからやっていくのが有効です。
 
闘いは静かに続きます。頑張ろっ。