おうちのモヤモヤ退治

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『フランス人は10着しか服を持たない』を読んで、今改めてスタイルについて考えてみる

今更ですが『フランス人は10着しか服を持たない』を読んでみました。 

 

出版時に大ベストセラーになったのを覚えています。が、当時フランスに対する興味をなくしていた私は「はいはいパリジェンヌね」と流していました。多分アジアの国の方がカオスで面白いって思っていた時期だったんだと思います笑

カルフォルニア育ちの筆者は、西海岸のゆるーい生活とフレンチシックな生活との違いに衝撃を受けます。そしてパリで学んだ、ファッションだけでなく生活についても「シック」で「上質」に、満ち足りた人生を送るために必要なことを観察・実践して本にまとめています。

 

読んで思ったのは、今このタイミングで読んでよかったな、ということでした。

 

出版当時、私はライフスタイルについて興味を持ち始めた時期だった気がします。ドミニック・ローホーの『シンプルに生きる』や、金子由紀子さんの『持たない暮らし』は読んでいました。そこで漠然と、憧れに近い感じで「シンプルに丁寧に暮らすっていいな」と思っていた気がします。ただまだ読んで眺めてるだけな感じでした。

 

そして今。以前よりも「断捨離」や「ミニマリスト」といった言葉が広まっています。ブロガーやインスタグラマーといった一般のプロじゃない人たちが情報発信をしている時代で、より身近に取り入れやすいシンプルライフのアイディアがごろごろ転がっています。ごろごろ。

 

ただ取り入れやすいアイディアがごろごろしている分、なんだかそれを一生懸命追いかけている気分になる時がたまにあります。「それ便利!やってみよう!」に日々アクセスできる反面、なんとなく均一化・均質化しているような。みんな大好きな無印良品ユニクロ、GU、100円ショップ、IKEAコストコ。日本全国誰でも手に入る、おしゃれ便利アイテムを追いかけて目を輝かせてはいないだろうか、と。

 

そこで改めて、自分がどんな「スタイル」で生きて生きたいのか、それを見つめ直してみる機会は大切だと思ったのです。

 

「なぜシンプルに生きたいの?」

「自分の価値観ってなんだろう」

「自分にとって美しいものって、なんだ?」

 

ということを先日読んだ地曳いく子さんの『服を買うなら捨てなさい』や、松尾たいこさんの『クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない!』を読んでぼんやり感じていましたが、今回『フランス人は10着しか服を持たない』を読んで改めてスタイルについて感じました。

アイディアやテクニックが、それこそはちきれそうになっている今。一回止まって、自分はどうしたい?を考えてみるのには丁度いいタイミングだったような気がします。

 

 

 

ちなみに今、妊娠37w6dなのですが……急におとといから腹痛が始まり、なんなら夜中は激痛で眠れない日々が始まりました。昨日の夜とかずっと呻いてるのに横の夫は全く起きない……。病院に行っても問題ないって言われたし。

ブログ記事はいくつか書き溜めているのですが、体調によっては更新が滞ります。できる範囲で無理なくやっていきます。