【混合から直母への道のり】⑦私の犯したミス……楽な方に逃げたことへのしっぺ返しで母乳が減ったこと
生後1ヶ月を迎えるまで、あまりに辛い新生児育児に(主に精神的に)疲れていた私。少しでも楽をしたい、いや、正確に言うと逃げたい気持ちが強く、完母を目指すにはやってはいけないことを2つしてしまいまた。
1つ目は、しばらく夜間に直母トライをせず、哺乳瓶でのミルクのみにしてしまったことです。当時のノートを見ると、生後18日目〜28日目までの10日間、夜1時&4時をミルクのみにしていました。
生後31日目まで実家にいたのですが、私の精神的に疲れ切った姿を見た母が「夜中はミルクだけでいいんじゃない?」と提案(もとい、悪魔のささやき)をしてきたのです。夜中にぎゃんぎゃんやるよりも、するっと哺乳瓶で飲んでくれた方が、親子ともに寝れるし、精神的にもいいんじゃないの?と。
本当は、ダメなんですよね。むしろ母乳がより生産される夜中に直母トライしないと、生産量が増えないどころか減る一方だったんです。でも疲れ切っていた私は、その提案を転がるようにYESと答えてしまいました。そして揚々とミルクを調乳していたのでした。
ちなみに実際に夜間直母トライをさぼった体感ですが……むしろミルクを飲んだ後、泣いて寝てくれないことが増えました。
直母トライをすると、哺乳瓶のシリコンゴム乳首で吸わせたり、乳頭保護器で吸わせたり、その間ぎゃんぎゃん泣いて抵抗したりします。その後やっとミルクを飲んだ時には娘のHPも0になっていて、飲み終わったら(というか飲みながら)すぐに寝てくれたんですよね。
けれど、いきなりオムツ替え→ミルクだと、せっかく目が覚めたのにHPの残があるから、寝られない。おかげで飲み終わってから不機嫌で泣き続ける。むしろ私も寝られない……というわけで精神的疲労は、おっぱいを拒否されない分は気楽でしたが、その後身体的に辛くなる、という罠にはまりました。
2つ目のミスは、搾乳をサボったことです。退院時指導の時に、「毎回は無理でも2回に1回くらいは搾乳して母乳量を増やしていきましょう!」と言われていたのに、サボりました。
サボった理由は、とにかく眠かったから。そして搾乳機を洗うのが面倒だったから。あと搾乳して冷蔵庫に入れた母乳を温めるのが面倒だったから。とにかくもう面倒でたまらなかったんです……はい、ただの言い訳です。
地味に母乳の温めが面倒でした。母乳を温める時って、栄養素を壊さないために50度以下のお湯でゆっくり温めないといけないんですよね。レンチン駄目だし。これが面倒で。1日1回、23時くらいに搾乳して、夜中にミルクに混ぜ込んで飲ませていました。
こんな生活をしていたので、もちろん母乳は減る一方です。退院時には1回に30ml搾れていたのに、次第に20mlとか、15mlとかに減っていったのでした。絞り方が下手だったのもあるとは思うのですが、明らかにしょぼい感じに。
生後29日目の時に、冷静に「これまずいんじゃないの?」となり、勇気をふりしぼって、あらためて直母にトライ。そして……飲んでくれました。ここから挽回をはかりにかかります。新生児1ヶ月、お疲れ様でした私!実家から家に戻り、ここからは夫と二人三脚での育児がスタートしました。