ファッションの「定番ベーシックアイテム」は毎年変わり続けている、という話
前回、今年の冬のトップスを色違いで3枚購入した暴挙について書きました。
古い10年ものの同セーターを処分して3枚購入したのですが、最近「定番ベーシックアイテム」をアップデートすることについて考えています。
「定番ベーシックアイテム」とは、私の中では白シャツとか、ニット、スーツ、コートといった、誰でも1枚は持っていそうなアイテムのこと。こういうものには「もう飽きちゃった」という、気分的な終わりがあまりありません。汚れが落ちないとか、破れたとか、かなりくたびれた、といった理由がない限りあまり処分対象になりません。だから私のタートルネックセーターは10年着続けてしまったわけです(くたびれてたでしょって話ですけどね)。
でも本当は、意識的に状態を見て買い換えすべきなのが定番ベーシックアイテムなんじゃないかと。最近そう思い始めてきました。
かなり昔になるのですが、雑誌「装苑」にユニクロの白シャツについて記事が載っていたのを覚えています。THE・定番の白シャツですが、ユニクロは毎年、微妙に仕様を変化させているんだそうです。袖の長さ、ステッチ方法、見頃の細さ、裾のラインや長さ、といった、本当に細かい細かい部分です。確かに手持ちの服を見ると、同じ商品名のシャツでも年ごとに微妙にサイズ感とか違っています。
各ブランドのサイトを見ると、実はそういう説明がきちんとされていたりします。
ユニクロは専用ページで。
無印良品は特集ページにそれぞれ。
毎回同じ種類のコートを出しているIENAはブログで紹介。
その変更の理由は、お客さんからの反応・注文だったり、その時代の流行りだったりします。この時代の流行りっていうのが厄介ですけどね。定番は流行りとか関係ないでしょ?って思うんですが、やっぱりあるようです。
勿論、最終的には自分が気に入っていれば問題ないんですが……私のように買い換えのタイミングを失っているものがクローゼットにある人は、このアップデートを意識してみるといいかもしれません。
以前スーツを処分しようと決めた時も、アップデートというフレーズで処分できました。
「でも毎年買い換えとか勿体ない」という気持ちが生まれるので、ここは少数精鋭で着倒せるように頑張ろうと思います。